こんにちは!
あなたは、なにか楽器を演奏したことはありますか?
僕は、大学生時代バンドでエレキギターを弾いていました。
そして、僕が高校時代を送った1980年代末から1990年代初めにかけて、三人の若手ギターヒーローが注目されていました。
ひとりは、当時オジー・オズボーンバンドのギタリストだったザック・ワイルド。
二人目は、アメリカのハードロックバンド、エクストリームのギタリスト、ヌーノ・ベッテンコート。
そして、三人目が今回あなたに紹介するミスター・ビッグのギタリスト、ポール・ギルバート。
三人は当時、よく某ギター雑誌の表紙をかざっていました。
この三人のなかでも、はやくから注目されていたのがポール・ギルバートです。
あのイングヴェイ・マルムスティーンよりも速いといわれる速弾き、正確無比なテクニック(あまりにも上手すぎたため通っていた音楽学校は一年で卒業!)で当時のギターキッズの憧れの的でした。
そして、ミスター・ビッグはポール以外のメンバーの能力も非常にたかく、結成当時から注目されていたバンドでした。
今日は、このスーパーバンドの名曲7曲をあなたに紹介しようと思います。
ぜひ聴いてみてください!
ミスター・ビッグ(MR. BIG) バイオグラフィー
ミスター・ビッグ(MR. BIG)は、1989年にアルバム『Mr. Big』でデビューしたアメリカのハードロックバンドです。
デビュー当時のメンバーは、エリック・マーティン(vo)、ポール・ギルバート(g)、ビリー・シーン(b)、 パット・トーピー(dr)の4人。
1991年に、2ndアルバム『Lean into It』をリリースし、オリコンチャートで6位。
1993年には、3rdアルバム『Bump Ahead』を発表し、オリコンチャートで4位。
1996年に、4thアルバム『Hey Man』をリリースし、オリコンチャートで1位。
同年、初のベストアルバム『Big, Bigger, Biggest!』を発表し、その後いったん活動を休止します。
1999年にポール・ギルバートが脱退し、後任としてリッチー・コッツェンが加入。
2000年には、5thアルバム『Get Over It』を発表し、オリコンチャートで5位。
2001年に、6thアルバム『Actual Size』をリリースし、オリコンチャートで5位。
その後、フェアウェルツアーを行い、いったんバンドは解散します。
2009年に再結成。
2010年には、7thアルバム『What If…』を発表し、オリコンチャートで7位。
2014年に、8thアルバム『…The Stories We Could Tell』をリリースし、オリコンチャートで6位。
しかし、パット・トーピーがパーキンソン病を患っていたため、このアルバムでは彼のプログラミングによるトラックが使用されました。
2017年には、9thアルバム『Defying Gravity』を発表し、オリコンチャートで9位。
2018年2月7日にパット・トーピーが 逝去。
2018年5月23日に、カリフォルニアのキャニオン・クラブでパット・トーピーのトリビュート・ライヴが行われています。
ミスター・ビッグ(MR. BIG) のおすすめ曲7選
それではこれから、僕がおすすめする曲を7曲紹介していきます。
(歌詞の内容につきましては、僕の個人的な見解も含みます。ご了承ください。)
Addicted To That Rush
1989年にリリースされたデビューアルバム『Mr. Big』に収録。
歌詞の内容
女性に夢中になっている気持ちを歌っています。
コメント
ギターとベースのユニゾンによる高速タッピングではじまるノリのいいナンバーです。
イントロとギターソロのところはポール・ギルバートとビリー・シーンという二人の超絶テクニシャンの挨拶がわりといった印象をうけます。(ちなみに、パット・トーピーもスーパーテクニックの持ち主。)
この強力なプレイヤーをバックに、実力派シンガーのエリック・マーティンがソウルフルな声を聴かせてくれます。(すごいメンツです💦)
ライヴでも非常にもり上がる曲です。
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Daddy, Brother, Lover, Little Boy
1991年にリリースされた2ndアルバム『Lean into It』に収録。
歌詞の内容
「きみのためなら僕は何だってするよ!」と語りかけてます。
コメント
アルバムのオープニングナンバーです。
僕とミスター・ビッグとの出会いはこのアルバムで、高校生のときに初めてこの曲を聴いたとき「超かっこいい!」と思ったのを覚えています。
この曲のギターソロは、ポールいわくクラシカルなフレーズを取り入れているとのこと。
たしかに、クラシカルな雰囲気をかんじることができますね。
ちなみに、ギターソロのところで使っているのは日本のメーカー、マキタの電気ドリルです。
この電気ドリルを使うところは、この曲の見せ場にもなっていました。
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Green-Tinted Sixties Mind
1991年にリリースされた2ndアルバム『Lean into It』に収録。
歌詞の内容
1960年代のある映画について歌っているようです。
そして、その映画に出ていた女性のストーリー、その女性への自分の想いについて歌っています。
(この曲はポールが書いているのですが、ポールがある古い映画を観てその映画にインスパイアされてこの曲を書いたといっていたのを僕は雑誌のインタビューかなにかで見た覚えがあります。)
コメント
イントロとアウトロのギターのフレーズがメロディアスな曲です。
Bメロからドラムが強めに入ってサビに向けてもり上がっていく流れがカッコイイです。
サビのところも、エリックのハスキーな歌声と他のメンバーのコーラスのハーモニーが絶妙ですね。
ポールのタメを効かせたメロディアスなギターソロも聴きどころです。
ミスター・ビッグの曲で僕が一番好きな曲です。
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Just Take My Heart
1991年にリリースされた2ndアルバム『Lean into It』に収録。
歌詞の内容
彼女と別れる間際のつらい気持ちを歌っています。
「もし僕のもとから立ち去るんだったら、僕のきみへの想いも持って行ってほしい。もう僕には必要ないから。」とサビのところで歌っています。
コメント
美しいギターのアルペジオではじまるパワーバラードです。
エリックのソウルフルで深みのあるヴォーカルが聴きどころですね。
エモーショナルなギターソロもこの曲をより魅力的にしています。
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To Be With You
1991年にリリースされた2ndアルバム『Lean into It』に収録。全米シングルチャートで1位になりました。
歌詞の内容
失恋をしたばかりの子に自分をアピールしているような内容です。
「君と一緒にいたいと思っているのは、僕だけなんだ。ただ、君のそばにいたいんだ。」とサビのところで歌っています。
コメント
ミスター・ビッグの曲で一番有名な曲ですね。
曲のバックで鳴らされる手拍子がどことなくレイドバックな雰囲気をかんじさせます。
サビのところのポール、ビリー、パットの三人の透明感のある歌声もいいですね。
サビのメロディーをなぞるアコースティックギターソロも印象的です。
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Take Cover
1996年にリリースされた4thアルバム『Hey Man』に収録。
歌詞の内容
むずかしい局面をむかえている男女の歌です。
自分のつらい、苦しい思いを歌っています。
コメント
どことなく憂いを帯びたブルージーな曲です。
エリックのハスキーでソウルフルな歌声を堪能することができます。
以前、音楽雑誌で読んだんですが、イントロからはじまるギターのリフはあのポールをしてこのペースをキープしながら弾き続けるのは大変だったとのこと。
僕はチャレンジしたことはありませんが、どれほどキツイのかちょっと興味はあります。 😉
間奏のところのドラムソロも聴きどころの一つですね。
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Stay Together
1996年にリリースされたベストアルバム『Big, Bigger, Biggest!』に収録。
歌詞の内容
別れの歌ですね。
どんなに一緒にいたいと願っても、もう一緒に過ごすことができず、そのときの苦しい想いを歌っています。
コメント
ミスター・ビッグの曲のなかでも、かなりポップよりの曲です。
ポップで明るい曲調なので、万人受けしそうですね。
この曲を書いたのはポールなんですが、この後バンドを脱退し、1998年にソロアルバム『King of Clubs』をリリースしています。
このアルバムは『Stay Together』みたいなポップな曲が多く、脱退当時のポールの音楽的志向の変化がよくわかるアルバムです。
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ミスター・ビッグ(MR. BIG) おすすめ曲7選/さいごに
いかがでしたか?
オリコンチャートの順位をみてもわかるように、ミスター・ビッグは本国アメリカよりも日本で人気があったバンドといえるでしょう。
残念ながらパットが亡くなったことにより、今後の活動は白紙という状態です。
しかし、パットをふくめた4人あってのミスター・ビッグともいえるわけで、バンドとしての活動はしないで、このまま解散するというのもありかな、と僕は思います。
これまで発表されてきた数々の名曲を楽しむことができるので、4人には「今までありがとう!」と言いたいです。
では、また✌
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